増える空き家犯罪!その対策とは?

近年空き家に侵入され、金品を盗まれたり、放火されるなどの事件が後を絶ちません。空き家は、窃盗や不審火などの犯罪に狙われやすい危険性があります。警察庁によると、2022年に空き家で発生した窃盗事件の認知件数は4,548件で、前年比12.9%増となりました。

・2023/11/20 08:51 読売新聞オンライン

空き家に残されていたウイスキーやブランデーなどを盗んだとして徳島県警徳島板野署などは15日、徳島県吉野川市、とび職の男(31)ら4人を邸宅侵入と窃盗の両容疑で再逮捕、または逮捕した。

・1/15(水) 19:29配信 ヤフーニュース

15日午前、鹿児島県南大隅町で木造平屋の空き家1棟が焼ける火事があり、70代の男性がやけどを負って病院に運ばれました。

空き家を巡っては、窃盗や放火のほか、特殊詐欺の現金送付先や大麻の栽培などに悪用される事例も相次いでいます。

■増える空き家

日本では、人口減少や少子高齢化、都市部への人口流失などの影響で空き家が増加の一途をたどっています。国土交通省の調査によると、2018年末時点での空き家は全国で約848万戸に上り、5年前と比較して103.2%伸びています。空き家数の増加は大きな社会問題となっています。

■狙われる空き家

空き家が犯罪に狙われやすい理由は、以下のとおりです。

・人の出入りが少なく、犯行が発覚しにくい
・物色や犯行に時間をかけられる
・貴重品が残されている可能性が高い

空き家を所有している人は、防犯対策を徹底して、犯罪被害を防ぐことが重要です。

■空き家防犯対策の具体的な方法

空き家防犯対策には、以下のようなものがあります。

・窓や玄関の施錠を徹底する
・防犯カメラやセンサーライトを設置する
・防犯フィルムや防犯ガラスに交換する
・植栽や砂利を敷いて侵入を阻む
・近隣住民と協力して見回りを行う

空き家防犯の基本は、窓や玄関の施錠を徹底することです。窓や玄関は、空き家侵入の最も一般的な経路です。普段から施錠を徹底し、鍵のかけ忘れがないように注意しましょう。

■防犯カメラやセンサーライトを設置する

防犯カメラやセンサーライトを設置すると、不審者の侵入を抑止することができます。防犯カメラは、録画機能があるとさらに効果的です。センサーライトは、夜間の侵入を察知して明かりをつける機能があり、威嚇効果があります。

■防犯フィルムや防犯ガラスに交換する

防犯フィルムや防犯ガラスに交換すると、窓ガラスの割れにくくなり、侵入を防ぐことができます。防犯フィルムは、ガラスが割れても飛散を防ぐ効果があります。防犯ガラスは、ガラスが割れにくく、割れても破片が飛び散りにくい構造になっています。

■植栽や砂利を敷いて侵入を阻む

植栽や砂利を敷くと、侵入を阻む効果があります。植栽は、不審者の視界を遮り、侵入を困難にします。砂利は、足音が響いて不審者の侵入を察知しやすくなります。

■近隣住民と協力して見回りを行う

近隣住民と協力して見回りを行うと、空き家を常に監視することができます。見回りを行うことで、不審な点があればすぐに通報することができます。また、定期的な草刈りや見回りを依頼できる、空き家管理業者に管理を依頼するなどもあります。

■まとめ

空き家の防犯対策は、放火、窃盗、不法占拠などの犯罪を未然に防ぐために、非常に重要なものです。しっかりとした対策を講じることで、空き家の資産価値を守り、安心して暮らせる環境を整えることができます。

空き家には貴重品を残さない、空き家と気が付かれないようにして、敷地内に立ち入らせないことが大事です。

空き家についてご不明点等ございましたら、当事務所までご相談下さい。

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