衝撃の遺産相続!異母姉妹と愛人の子、その問題と解決方法とは?

ドラマ「うちの弁護士は手がかかる」の第8話が放送されました。
今回の内容は遺産相続問題でした。
相続人が異母姉妹、と愛人の子という複雑な関係です。

今回のドラマから以下の教訓を得ることができます。

■相続の生前対策の重要性

・遺言書の作成

やはりなんといっても遺言書の作成が大事です。
そして、できれば公正証書遺言をおすすめします。自筆証書遺言では、今回のドラマのように偽装されたり、または、発見されない、遺言の形式を満たさず無効となる可能性があります。

公正証書遺言であれば偽造や改ざんを防ぐことができます。また、専門家が間に入りますので、遺言書の形式要件を満たしていることが確実です。そのため、遺言が無効になる可能性が低くなります。そして遺言書の内容が客観的に確認できます。そのため、相続人間で遺言の内容をめぐって争いになる可能性が低くなります。

・愛人の子を認知する(婚外子の認知)

父親から子どもを認知する方法としては,任意認知があります。
これは,父親または子どもの本籍地のある市町村に認知届を提出するという方法によって認知をするというものです(民法781条1項)。
また,認知は,遺言によってもすることができますので,この場合には遺言書で当該子どもを認知する旨の条項を作成する必要があります(民法781条2項)。

・遺言執行者の指定

遺言の実現がスムーズになる
遺言執行者は、遺言の内容を実現するために必要な手続きを行う権限を有しています。そのため、遺言執行者が指定されている場合、遺言の実現がスムーズになります。

相続人間の争いが減少する
遺言執行者が指定されている場合、相続人間で遺産の分割をめぐって争いになる可能性が低くなります。なぜなら、遺言執行者が遺言の内容を実現するために必要な手続きを行うため、相続人間が自ら手続きを行う必要がなくなるからです。

相続人の負担が軽減される
遺言執行者が指定されている場合、相続人は遺産の分割や相続税の申告などの手続きをする必要がなくなるため、相続人の負担が軽減されます。

■まとめ

これらの対策を講じることで、遺産相続争いを防ぐことにつながります。ただし、遺産相続争いは、被相続人の意思や関係性など、さまざまな要因によって発生する可能性があります。そのため、これらの対策については専門家に相談することおすすめします。

専門家に相談する事で無用な争いを避け、被相続人の意思を正確に反映した対策を講じることができます。

相続の事前対策についてご不明な点等ございましたら、当事務所までご相談下さい。

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