「まだ早い」は危険!「おふたりさま」の老後準備:おふたりさまの遺言書作成のすすめ!遺言書で安心を手に入れる方法とは?
■はじめに
おふたりさまの老後準備~遺言書の重要性と作成のポイント~
近年、未婚率の増加や家族形態の多様化が進み、人生の選択肢が広がっています。結婚しても子どもを持たない夫婦、いわゆる「おふたりさま」にとって、老後の備えは非常に重要です。今回は、遺言書作成のメリットやポイントをお伝えしつつ、おふたりさまが安心して老後を迎えるための準備について以下の順で考えてみましょう。
1、遺言書はいつ作成すべき?
2、なぜ夫婦それぞれに遺言書が必要なのか?
3、遺言書の内容は秘密にできる?
4、遺言書作成の実践的ポイント
5、まとめ:専門家の力で安心の老後を
1、遺言書はいつ作成すべき?
「遺言書なんてまだ早い」と考える方も多いですが、遺言書作成に早すぎることはありません。一度作成した遺言書は、後から内容を変更できるため、まずは現在の考えで作成しておくのが得策です。
例えば、不動産や預金口座の状況が変わった場合、新しい遺言書を作成することでその変更に対応できます。古い遺言書も、内容が重複しない部分については引き続き有効です。このように柔軟に対応できるため、遺言書は早めに作成しておくことをおすすめします。
2、なぜ夫婦それぞれに遺言書が必要なのか?
おふたりさまの場合、夫だけが遺言書を作成すれば十分と思われがちですが、これは誤解です。実際には、妻が先に亡くなった場合に問題が発生することもあります。
たとえば、妻の親族が相続人に加わるため、夫は彼らと共同で相続手続きを進めなければなりません。これを避けるためには、夫婦それぞれが「たすきがけ」のように、互いの財産を相手に相続させる遺言書を作成することが理想的です。
3、遺言書の内容は秘密にできる?
遺言書の内容を配偶者に知らせたくない場合も心配はいりません。公正証書遺言では、相続人となる配偶者は「利害関係人」として、作成時に立ち会うことができません。そのため、生前に遺言内容が知られることはありません。
遺言書の内容が明らかになるのは、遺言者が亡くなった後のことです。このように、プライバシーを守りながらも法的効力を持つ遺言書を作成することが可能です。
4、遺言書作成の実践的ポイント
遺言書を作成する際には、以下の点を押さえておくことが大切です。
①財産状況の整理
不動産や金融資産など、現状をしっかり把握しましょう。
②専門家への相談
遺言書は法的な書類であり、適切に作成しないと無効になる可能性があります。行政書士やファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談することで、トラブルを防ぎ、より確実な内容に仕上げることができます。
5、まとめ:専門家の力で安心の老後を
遺言書を作成することは、おふたりさまの老後準備において非常に重要です。夫婦間の相続を円滑にし、互いの生活を守るためにも、早めの準備が欠かせません。また、遺言書の作成は専門的な知識を必要とするため、プロに相談することが最も確実です。
行政書士藤之原事務所では、遺言書作成のサポートをはじめ、おふたりさまの老後準備を全力でお手伝いいたします。
初めての方でもわかりやすく、丁寧にご説明いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。