相続した不動産、悩む処理方法。最適な方法とは?

親や祖父母などの被相続人が亡くなった場合、その遺産は相続人に相続されます。
遺産には、現金や預貯金などの動産だけでなく、不動産も含まれます。

不動産を相続した場合、その不動産をどのように処理するかは、
相続人によって異なります。一般的には、以下の3つの方法があります。

・そのまま持ち続ける
・売却する(譲渡する)
・その他

■そのまま持ち続ける理由
不動産をそのまま持ち続ける理由としては、以下のようなものが挙げられます。

・どうしたらよいかわからないから
・思い出の場所だから/代々受け継がれてきているから
・利活用できる可能性があるから
・共有している為、意見があわないから

思い出の場所を相続した場合、その不動産をそのまま持ち続けることで、
被相続人との思い出を大切にすることができます。

また、将来的に利活用できる可能性がある場合、
不動産をそのまま持ち続けることで、その準備を進めることができます。
さらに、賃貸に出せる場合は、不動産から収益を得ることができます。

■売却する理由
不動産を売却する理由としては、以下のようなものが挙げられます。

・維持費がかかる
・相続税の支払いにあてるため
・共有名義で相続した為、売却しないと相続手続きが進まない
・県外に移住しているため
・すでに自宅を持っているため

不動産をそのまま持ち続ける場合、固定資産税や都市計画税などの税金や、修繕費などの維持費がかかります。
また、相続税の支払いのために不動産を売却するケースもあります。
さらに、共有名義で相続した不動産を売却する場合、共有者の同意を得ないと売却手続きを進めることができません。

■具体的な困りごと
不動産を相続した場合、相続手続きや不動産売却などのさまざまな手続きが必要になります。
その中で、具体的にどのようなことに困ったのでしょうか。

・建物の老朽化。また、遺品が膨大にあり処分に困った
・空き家になっていた為、その管理が大変だった
・売りにだしていたが、なかなか売れなかった
・老朽化した建物を取り壊して更地で売りにだしたが、なかなか売れず、また、更地の為税金が高くて大変だった

・相続手続き

相続手続きは、遺言書がある場合とない場合で異なります。遺言書がある場合は、遺言書の内容に従って相続手続きを進めることができます。
しかし、遺言書がない場合は、遺産分割協議を開催して相続人全員の合意を得る必要があります。また、相続税の申告や納付も必要になります。

・不動産売却

不動産を売却する場合、不動産会社に査定を依頼して売却価格を決めます。
その後、不動産会社と売買契約を締結して、不動産の引き渡しや代金の支払いを行います。
不動産売却の手続きは、複雑で時間がかかります。また、不動産の状態によっては、売却が難しい場合もあります。

■具体的な大変さ

相続した不動産を売却したが以下の事で大変だった。

・値段の折り合い
・残っている荷物の後始末
・不動産会社を探すのに苦労した。
・共有名義になっているためなかなか処分できなかった
・賃貸物件が老朽化して資産価値が落ち、賃料が下がり、かつ修理が増えて管理が大変だった
・固定資産税はかかるし、遠方なので管理が大変だった

■まとめ
不動産を相続した場合、その不動産をどのように処理するかは、相続人によって異なります。
不動産をそのまま持ち続ける場合は、維持費や相続税などのリスクがあることを理解しておきましょう。
また、不動産を売却する場合は、慎重かつ速やかに手続きを進めることが大切です。

相続した不動産の処理方法について、悩んでいる人は、専門家に相談することをおすすめします。
専門家に相談することで、最適な処理方法の提案を期待できます。
相続した不動産にお困りの方は当事務所へご相談下さい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です